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軽自動車にチャイルドシート2台は無理?設置のコツと車種選びのポイント

軽自動車にチャイルドシート2台は無理?結論から解説

「軽自動車に子供2人を乗せたいけれど、チャイルドシートを2台設置しても大丈夫?」と不安に思う方は多いでしょう。結論から言うと、軽自動車にチャイルドシートを2台設置することは可能です。

軽自動車の乗車定員や室内スペースを工夫すれば、大人2人と子供2人(チャイルドシート2台)で移動できます。ただし、車種選びやシートのサイズ選びを間違えると、日々の乗り降りや荷物の積み込みが大きなストレスになるため注意が必要です。

法律上の乗車定員は問題ない?

軽自動車に大人2人と子供2人が乗る場合、法律上の定員オーバーにならないか確認しておきましょう。

軽自動車の定員は原則4名

軽自動車の乗車定員は原則として4名に定められています。道路運送車両法の保安基準では、「12歳未満の子供3人で大人2人分」として計算するルールがありますが、大人2人+子供2人であれば、計算上は「大人3.33人分」となり、定員の4名以内に収まるため法律上問題ありません。

6歳未満は着用義務がある

道路交通法により、6歳未満の幼児を乗車させる場合はチャイルドシートの使用が義務付けられています。そのため、6歳未満の子供が2人いるご家庭では、必ず2台設置しなければなりません。「近所だから」「車内が狭いから」という理由での免除はされないため、適切な設置スペースを確保することが必須です。

軽自動車に2台設置する際のデメリットと注意点

設置自体は可能ですが、普通乗用車(ミニバンなど)と比較するといくつかのデメリットや注意点が存在します。事前に把握しておくことで、購入後の失敗を防げます。

  • 大人は助手席にしか乗れない:後部座席にチャイルドシートを2台設置すると、後部座席の中央に大人が座るスペースはありません。大人は必ず運転席と助手席に座ることになります。
  • 助手席への設置は避ける:後部座席のスペースを空けたいからといって、助手席にチャイルドシートを設置するのは非常に危険です。万が一の事故でエアバッグが作動した際、子供が強い衝撃を受けてしまうため、原則として後部座席に2台並べて設置しましょう。
  • 荷物(ベビーカー等)を積むスペースが狭くなる:後部座席が完全に埋まるため、荷物はラゲッジスペース(トランク)か助手席の足元に置くことになります。双子用ベビーカーなど大きな荷物を積む予定がある場合は、荷室の広い車種を選ぶ必要があります。

チャイルドシート選びと設置のコツ

軽自動車の限られたスペースを有効活用するには、チャイルドシート自体の選び方が重要なポイントになります。

コンパクトなサイズを選ぶ

軽自動車の室内幅は概ね1,300mm前後です。座席半分にあたる約650mm以内にシートを収め、ドアの開閉やシートベルトの操作スペースを確保するためには、横幅が450mm以下のスリムなチャイルドシートを選ぶのが一つの目安となります。

回転式より固定式(軽量タイプ)も検討する

座面が回転するタイプのチャイルドシートは乗せ降ろしが非常に楽ですが、台座が大きく幅や高さを取ります。2台とも回転式にすると車内が圧迫されやすくなります。車内スペースを少しでも広く保ちたい場合は、構造がシンプルでコンパクトな「固定式」を1台混ぜるのも有効な工夫です。

ISOFIX(アイソフィックス)対応金具を確認する

2012年7月以降に発売された自動車には、チャイルドシートを金具で直接ガッチリ固定できる「ISOFIX取付金具」の装備が義務付けられています。中古車を購入する場合でも、基本的にはISOFIX対応の車を選び、ISOFIX固定のチャイルドシートを選ぶことで、2台でも確実かつスピーディに設置できます。

チャイルドシート2台設置に向いている軽自動車の選び方

チャイルドシートを2台乗せる前提であれば、車種選びの条件はある程度絞られます。以下の3つの条件を満たす「スーパーハイトワゴン」と呼ばれるジャンルが最適です。

  • 全高1,700mm以上のスーパーハイトワゴン:室内高が1,350mm〜1,400mm程度あるため、子供を抱きかかえたまま屈まずに乗せ降ろしができます。
  • 両側スライドドア搭載:狭い駐車場でドアを全開にできない状況でも、スライドドアなら隣の車を気にせず作業が可能です。電動(パワースライドドア)であればさらに負担を軽減できます。
  • 後席のロングスライド機能:後部座席を前後にスライドできる機能があれば、荷室にベビーカーを積むときだけ座席を前にスライドさせてスペースを作ることができます。

子供2人世帯におすすめの軽自動車4選

上記の条件を満たし、ファミリー層からの支持が厚い代表的な軽自動車をご紹介します。

車種名(メーカー) 特徴・ファミリー向けのおすすめポイント
タント(ダイハツ) 助手席と後部座席の間の柱(ピラー)がない「ミラクルオープンドア」が最大の強みです。横から大きな開口部でアクセスできるため、2人分の乗せ降ろしが圧倒的に楽になります。
N-BOX(ホンダ) 軽自動車トップクラスの室内空間の広さが魅力です。足元や頭上のスペースに余裕があり、多彩なシートアレンジが可能です。
ルークス(日産) 後部座席のスライド量が非常に大きく、一番前にスライドさせれば荷室にベビーカーを積みやすくなります。静粛性も高く、子供が寝てしまった際も快適な空間を保てます。
スペーシア(スズキ) ステップ(床)が低く設計されているため、子供が自分で乗り降りする年齢になっても安心です。マイルドハイブリッド搭載で燃費性能に優れている点もメリットです。

まとめ:軽自動車でも工夫次第で2台設置は快適に

軽自動車にチャイルドシートを2台設置することは、法律的にもスペース的にも十分可能です。しかし、実用性を高めて快適に過ごすためには「コンパクトなチャイルドシートを選ぶこと」と「室内空間が広いスライドドア付きのスーパーハイトワゴンを選ぶこと」の組み合わせが鍵となります。

今後の毎日の保育園の送迎や週末のお出かけを想定し、ライフスタイルに最も適した車とシートの組み合わせをご検討ください。