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ハイエース(ディーゼル)は満タンで何キロ走る?燃料タンク容量も解説

ハイエース(ディーゼル)の燃料タンク容量は何リットル?

トヨタ・ハイエースのディーゼル車の燃料タンク容量は、現行モデル(200系)において70リットルです。

これは2WD・4WDの駆動方式や、バン・コミューターといったボディタイプを問わず共通の仕様となっています。長距離移動や重い荷物を積載する用途が多いハイエースにとって、十分な大容量タンクが確保されているのは大きなメリットです。

ハイエース(ディーゼル)は満タンで何キロ走る?航続距離の目安

満タン(70リットル)で走れる距離は、カタログ燃費に基づく「理論上の数値」と、実際の走行環境による「実燃費」で異なります。ここでは、現在主流となっている2.8Lディーゼルターボエンジン(WLTCモード燃費)を基準に解説します。

カタログ燃費(WLTCモード)から計算した場合

カタログ値で計算すると、満タンで約770km〜860kmの走行が可能です。

  • 2WD車(燃費 約11.7〜12.4km/L): 約819km〜868km
  • 4WD車(燃費 約11.0〜11.7km/L): 約770km〜819km

実燃費から計算した現実的な走行距離

市街地での渋滞、荷物の積載量、エアコンの使用状況にもよりますが、ディーゼル車の実燃費はおおむね8.5km/L〜10.5km/L程度に落ち着く傾向があります。この実燃費をベースにすると、現実的な航続距離は以下のようになります。

  • 実燃費10.0km/Lの場合: 約700km
  • 実燃費8.5km/Lの場合: 約595km

また、タンク容量をギリギリまで使い切ることは現実的ではありません。エンプティランプ(燃料残量警告灯)は、残り約10リットル前後になったタイミングで点灯します。そのため、満タン給油から500km〜600km走行したあたりが、次回の給油の安全な目安と考えておくと良いでしょう。

歴代ディーゼルエンジンの燃費比較

中古車を検討している方向けに、200系ハイエースに搭載されてきた歴代ディーゼルエンジンの燃費の目安をまとめました。※数値は代表的なグレード(2WD)のものです。

エンジン型式 排気量 燃費の目安(モード) 搭載時期の目安
1GD-FTV 2.8L 12.4km/L(WLTC) 2017年11月〜現在
1KD-FTV 3.0L 11.2〜11.4km/L(JC08) 2007年8月〜2017年11月
2KD-FTV 2.5L -(※実燃費9〜10km/L程度) 2004年8月〜2007年8月

現行の2.8Lクリーンディーゼルエンジン(1GD型)は、厳しい排ガス規制をクリアしつつ、旧型と比べてパワーと燃費のバランスが向上しているのが特徴です。

現行ディーゼル車で気をつけたい「アドブルー」の補充

2017年以降に生産された2.8Lディーゼルエンジン搭載のハイエースは、排気ガスをクリーンにするシステム(尿素SCRシステム)を採用しており、軽油とは別にAdBlue(アドブルー:高品位尿素水)の補充が必要です。

  • タンク容量: 約7.4リットル
  • 消費目安: 1,000km走行あたり約1リットル消費

満タンにしても約7,000km前後で空になる計算です。アドブルーが完全に無くなると、エンジンを一度切った後に再始動できなくなってしまいます。メーター内のマルチインフォメーションディスプレイに残量警告が出たら、早めにガソリンスタンドやカー用品店、ディーラーなどで補充を行ってください。

まとめ:ハイエースのディーゼルは長距離も安心

ハイエースのディーゼルモデルの燃料タンク容量と、満タン時の走行距離の結論は以下の通りです。

  • 燃料タンク容量は全グレード共通で70リットル
  • 現実的な航続距離の目安は約600km〜700km(実燃費8.5〜10.5km/L想定)
  • 給油のタイミングは、走行距離500kmを超えたあたりが安全
  • 現行クリーンディーゼル車は、軽油だけでなくAdBlueの定期的な補充も必須

ハイエースのディーゼル車は、ガソリン車よりも実燃費が良く、燃料代(軽油)も安く済むため、長距離走行や過酷な使用環境でのランニングコストに優れています。用途に合わせて、適切な給油やメンテナンスサイクルを意識してみてください。