日山自動車商会

日山自動車商会のオフィシャルブログです。自動車に関する情報を紹介しています。

ランクル70に乗ってる人のイメージは?特徴や維持できる条件を解説

ランドクルーザー70(通称:ランクル70)は、その圧倒的な耐久性と悪路走破性から、世界中で愛され続けている本格オフローダーです。長年にわたり販売されてきた歴史があり、2023年には待望の「再再販」を果たしたことでも大きな話題を集めました。

強烈な個性を持つ車であるため、オーナーに対する世間のイメージも独特の傾向があります。ランクル70に乗っている人のイメージや、最新モデルの特徴、そして実際に所有し維持していくための条件や費用の目安について詳しく解説します。

ランクル70に乗っている人のイメージとは?

ランクル70は単なる移動手段という枠を超え、オーナーのライフスタイルや価値観を色濃く反映する車です。一般的に、ランクル70乗りに対しては以下のようなイメージが持たれる傾向があります。

無骨でワイルドなアウトドア派

最も王道と言えるのが、キャンプ、釣り、狩猟など、大自然の中で過ごすことを好む本格的なアウトドア愛好家というイメージです。車を綺麗に保つことよりも、泥や傷すらも車の「勲章」として扱い、道なき道を突き進むタフな趣味を持つ人という印象を与えます。

流行に流されない・こだわりが強い

現代のSUVは流線型のデザインや高級感、快適な乗り心地を追求する傾向にありますが、ランクル70は「生きた化石」とも呼ばれる昔ながらの四角いフォルムとシンプルな構造を維持しています。この車を選ぶ人は、一時的なトレンドに左右されず、道具としての本質的な価値や機能美を重視する「芯の通った人」というイメージを持たれます。

不便を「味」として楽しめる心の余裕

ランクル70は頑丈さを最優先しているため、ラダーフレーム構造やリーフスプリング(板バネ)を採用しています。そのため、一般的な乗用車に比べると乗り心地は硬く、静粛性も高くありません。しかし、そうしたネガティブな要素すらも「トラックのような乗り味が楽しい」「車を操っている実感がある」とポジティブに捉え、不便さを楽しめる精神的なゆとりがある大人という印象を持たれます。

女性オーナーは「自立してかっこいい」

大柄で操作にクセがあるイメージの強いランクル70を女性が颯爽と乗りこなしている姿は、非常に目を引きます。周囲からは「自立していてかっこいい」「自分のスタイルを確立している」といったポジティブな憧れの対象となりやすい傾向があります。

「再再販モデル」の特徴と昔のモデルとの違い

2023年11月に国内販売が再開された通称「再再販モデル」は、伝統的なスタイルを守りつつも、現代の交通環境に合わせて中身が大きくアップデートされています。過去のモデル(2014年の再販モデルやそれ以前の旧型)との主な違いは以下の通りです。

  • パワートレインの刷新: 2.8L直列4気筒ディーゼルターボエンジン(1GD-FTV型)と6速オートマチックトランスミッションの組み合わせに変更されました。低回転から力強いトルクを発揮し、AT化により日常使いでの運転のしやすさが大きく向上しています。
  • 3ナンバー(乗用車)登録への変更: これが制度上の最も大きな変化です。過去モデルの多くは「1ナンバー(普通貨物車)」登録でしたが、最新モデルは「3ナンバー」となりました。これにより、車検が一般的な乗用車と同じ2年ごと(初回は3年)となり、高速道路の料金区分も普通車扱いとなります。
  • 安全装備の充実: 衝突被害軽減ブレーキなどを含む予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」や、バックモニターが標準装備され、現代の車に求められる安全基準を満たしています。

ランクル70を維持できる条件・費用の目安

ランクル70は車体価格(再再販モデルの新車価格で約480万円)だけでなく、購入後の維持費や保管環境にも一定の覚悟と準備が必要です。ここでは、最新の再再販モデル(2.8Lディーゼル・3ナンバー)を維持するための目安を解説します。

年間維持費の目安(再再販モデルの場合)

維持費は走行距離や保険の等級によって大きく変動しますが、一般的な使い方を想定した場合の年間費用の目安は以下のようになります。

項目 費用の目安(年間換算) 備考
自動車税 50,000円 排気量2.5L超〜3.0L以下の区分
車検・メンテナンス費用 約40,000円〜80,000円 重量税、自賠責保険、基本整備料など(2年に1回の費用を年割換算)
燃料代(軽油) 約130,000円〜160,000円 年間1万km走行、カタログ燃費(WLTCモード9.9km/L)から算出
任意保険料 約50,000円〜120,000円 車両保険の有無、年齢、等級によって大きく変動(車両価値が高いため高額になりがち)
その他(消耗品など) 約10,000円〜20,000円 エンジンオイル交換、アドブルー(尿素水)代など

年間維持費の合計目安:約28万円〜43万円程度(ローン返済額や駐車場代は除く)

上記の金額に加え、タイヤサイズが大きい(265/70R16)ため、数年に一度のタイヤ交換費用(スタッドレスタイヤを含む)も一般車より高額になることを考慮しておく必要があります。

旧モデルを選ぶ際の注意点(重課税と1ナンバー)

2014年に販売された「再販モデル(4.0Lガソリン)」やそれ以前の中古車を検討する場合は、維持費の仕組みが異なります。

  • 自動車税の重課: 新車登録から13年が経過したガソリン車、または11年が経過したディーゼル車は、自動車税が約15%重課(増税)されます。大排気量の旧型モデルは税負担がかなり大きくなります。
  • 1ナンバー登録のメリット・デメリット: 1ナンバー(普通貨物)は毎年支払う自動車税が16,000円(排気量問わず)と非常に安いのがメリットです。しかし、車検が毎年必要になり、高速道路料金が中型車扱い(普通車の約1.2倍)になるため、使い方によっては維持費の総額が3ナンバーを上回るケースもあります。

絶対条件とも言える「駐車スペース」と「防犯対策」

ランクル70を維持する上で、費用と同じくらい重要になるのが保管環境です。ボディサイズは「全長4,890mm × 全幅1,870mm × 全高1,920mm」と非常に大柄です。特に全高が1.9mを超えるため、都市部に多い高さ制限(1.55mや1.8mなど)のある立体駐車場には駐車できないケースがほとんどです。自宅や月極で平面の大型駐車場を確保することが第一条件となります。

また、ランドクルーザーシリーズは国内外を問わず絶大な人気を誇るため、車両盗難のリスクが極めて高い車種です。ハンドルロックやタイヤロックといった物理的な対策だけでなく、社外品の強固なセキュリティシステムの導入や、可能であればシャッター付きガレージで保管するなど、徹底した防犯対策を講じる維持費と労力が求められます。

まとめ:ランクル70に向いている人とは

ランクル70は、決して万人受けする便利な車ではありません。乗り心地の硬さ、大柄なボディゆえの取り回しの難しさ、そして盗難リスクへの備えなど、オーナーに一定の負担を強いる車です。

しかし、それらのデメリットを十分に理解した上で、「どこへでも行けて、生きて帰ってこられる」という圧倒的な信頼性や、唯一無二の無骨なスタイリングにロマンを感じる人にとっては、最高の相棒となります。不便さや手間も含めて車との生活を楽しみ、長く大切に育てていく覚悟がある人こそが、ランクル70を所有し、維持していくことができると言えるでしょう。